腰痛のお悩みは原因を知って改善を!
腰痛、あまりしたことなかった筈なのに最近何かと腰が痛い……そんなお悩みを抱えている人は非常に多いものです。ではその腰痛の原因は何なのか?また解消方法はあるのか?腰痛についてのあれこれについてご紹介いたします。
腰痛ってなんで起こるの?
腰痛、坐骨神経痛、これらは腰や下肢に痛みがでるもので非常につらいものです。発症してしまうと慢性化してしまう可能性もあるのがこの腰痛、ではこれはどうして起こってしまうのか?その原因についてご紹介いたします。腰痛は長い間原因不明とされていましたが、レントゲンやMRIの結果から原因は椎間板にあることがわかってきています。具体的にいうなら椎間板が潰れていたり、大きく膨れていたり飛び出していたりなどが原因、つまり各部位が適正な位置から飛び出してしまっている、というのが原因となっています。このせいで周囲の神経を圧迫し、それで神経痛を発症してしまっているケースが多いのです。
椎間板は腰椎のひとつひとつに挟まれた組織で、クッションの役割をはたしています。髄核と繊維輪で構成されたこの椎間板、髄核は腰の動きで移動し、おじぎなど腰の動作にあわせて動きますが、この髄核がずれてしまうと周りにある繊維輪をどんどん傷つけていってしまい、髄核のずれが大きくなって周囲にある神経を圧迫すると腰痛、足のしびれ、足の動かしにくさなどにつながっていきます。これがいわゆる椎間板ヘルニアと言われている状態です。またこうした原因以外にも栄養不良による腰痛もあります。
糖質過多の食事をとっている場合にもありえますし、またホルモンバランスの影響などもあります。不規則でバランスの悪い食事なども十分に腰痛の原因になり得ますので、しっかり注意しておきたいところです。また生活の中で悪い姿勢をとりつづけているとそれももちろん腰痛になります。腰痛=高齢者のイメージがあるかもしれませんが現代においてはデスクワークをしている人みんながなりやすいものです。
もちろんデスクワークだけでなく無理な姿勢を長時間続けている人みんなにあり得るものとされています。髄核がずれてしまう、それが原因で起こる腰痛はとてもつらいものではありますがきちんと治す方法があるので心配無用です。ストレッチやマッサージなど、さまざまな方法でもとの適正な位置に戻す、そうした方法で改善できます。ですが大前提に普段から気をつけていくのが大事!腰痛を防ぐ習慣として食生活に気を付け、そして運動習慣をつけるのがとても大事となっています。簡単な運動で腰痛は防げますので、是非実行しておきたいところです。
腰痛を予防するためにおすすめな方法とは
腰痛予防には運動や栄養バランスのとれた食事がとても大事です。まずは栄養バランス、しっかり骨を丈夫にするために必要な栄養はカルシウム、ビタミンD、マグネシウムなどとなっています。これらが不足してしまうと腰痛だけではなく、骨自体が弱ってしまうので意識的に食品の摂取、難しいのであればサプリメントなどで毎日意識的に摂取がおすすめです。背骨がもろくなった、というところも十分に原因とされているのが腰痛、まずは骨を丈夫にする、というのはとても大事なこととなっています。30代以上から特に気を付けておきたいものとなっています。
そして次に運動習慣、これは非常に大事です。とはいえ有酸素運動や筋肉トレーニングのような激しいものをする必要はなく、体操としてできる範囲でのものがたくさんあります。体操、ストレッチなどで骨の位置を整えることが可能、さまざまな運動方法がありますので、自分にあったものを指導してもらうのがおすすめです。中には症状によってはおすすめしない運動もあるので、あまりに酷い腰痛に悩まされてるのあればまずは自分の腰痛がどういうものなのかを診断してもらい、そこから適した運動を考えていく必要があります。
運動をするだけで本当に慢性的な腰痛やぎっくり腰などの予防になるのか?問題なければ毎日続けていくと、飛躍的にそれらの悩みはなくなります。腰痛の原因には骨以外にも筋肉も十分に関わってきます、しっかり筋肉を動かして伸ばし、そしてほぐすという行動をストレッチや体操で行えるので、無理の無い範囲で行っていくのは腰痛だけではなく他の身体の痛みにも効果が期待できる、ものとされています。
もちろん運動をおすすめできない場合もありますので、あまりに症状が重い場合はきちんと医師の診断をうけてから考える必要がありますが、腰痛になる前にしっかり予防しておきたい、そんな時は普段から腰痛予防の運動をしっかり取り入れて、身体の動きを良くしておきたいところです。
身体は硬直していていいことは無いです、なので身体を柔らかくするためにも体操やストレッチはとても効果的、いずれも体力を激しく消耗するような運動ではなく、椅子に座ったままや寝たままの運動もあるので是非毎日のちょっとした習慣として取り入れていきたいところです。
腰痛を引き起こす筋肉をほぐす
腰痛は骨が原因である場合もあれば、筋肉が原因でもある場合もあります。そのためいくら骨を丈夫にしていても周辺の筋肉を痛めると腰痛になってしまう可能性はあります。その腰痛はどんな筋肉を痛めて、そしてどういう風に治せばいいのか?ご紹介いたします。まず全身の筋肉は繋がっていますので、腰痛といっても腰の筋肉だけを痛めているだけではない、という場合もあります。腰周辺にある筋肉には大腰筋、脊柱起立筋、腰方形筋、殿筋群、大腿筋膜張筋などがあります。
これらの名称を聞いてもいまいちピンとこないかもしれませんが、腰痛の原因になりやすい筋肉はこれらであり、またこれは腰だけではなくお尻の部分の筋肉もはいっています。そしてこれらを主に痛める原因は生活習慣、姿勢が悪い、運動不足、基礎筋力の不足……これらが原因でこれら筋肉が硬直、損傷をしてしまい腰痛を引き起こす場合があります。これらを改善するために、マッサージでもみほぐしたり、敢えて揉まずに鍼灸っやカイロプラクティックを提案してくれるところもありますので、あまりに痛みが強く筋肉が損傷している可能性がある場合はきちんと相談の上治療を行うようにしておきたいところです。
またこれらはマッサージなどの施術を受けている間は緩和しますが、通わなくなった途端にまたぶり返してしまう場合があります。特に生活習慣でおこる腰痛はそのまま慢性的な腰痛に繋がってしまうので、ぜひ姿勢指導やストレッチ指導も受けて日常的に腰痛予防をしていきたいところです。一日数分程度の運動で腰痛は大幅に改善することがあります。
腰痛の原因は多種多様
腰痛は椎間板、筋肉の損傷、栄養不足……おおまかな原因はあるものの、本当に原因が多種多様であり、その人の状態を見てみないと判断できないものとなっています。ネットで腰痛改善の方法はたくさん確認できますが、それが現在悩んでいる腰痛にあっているのかどうかは別の話、まずは専門家による診察をおすすめいたします。そしてそこから薬での治療、マッサージなどの施術、運動……これらを用いて治療をすすめていくものとなっています。
普段の対策でできることは姿勢の改善、運動の習慣をつける、バランスのいい食生活を心がけること、それでも起こる腰痛は専門家への相談をおすすめいたします。